オレゴンワイナリーのプロフィール(6):Shiba Wichern Cellars

May 15, 2020

4月からスタートしたちょっとしたミニシリーズの引き続きです。今まで、シリーズの目的は、日本までクラフトビールを送るオレゴンのブルワリーのか簡単な紹介です。だが、オレゴンではブルワリー以外に多くのワイナリーもありますね。ですから以前にブルワリーを紹介したように、このシリーズの6弾として日本へワインを出荷するオレゴンワイナリーのストーリー、コロナ対策、これからの市場に関する予測も共有したいと思います。ビール業界と同じですが、コロナの悪期中には日本の皆さんに日本のワイン業界を支援して頂きたいと思います。やっぱり、「Drink Local!」はもの凄く大事です。だが、たまにオレゴン産のワインを飲んで頂けば大変有り難いです!
 

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今回、紹介したいワイナリーはShiba Wichern Cellars(シバ・ウィシャーン・セラーズ)です。本ブログの読者さんはよくご存じと思いますが、オーナーの芝明子さんはオレゴン州での唯一日本女子ワインメーカーです。他のワイナリーでインターンシップをしてから、明子さんは2013年に自分のワイナリーを設立しました。2019年に、明子さんは面積は3.3ヘクタールのブドウ畑総から赤・白ワイン用のブドウをとりました。 収穫量によって赤ワイン(ピノ・ノワール)の約5,700本 、白ワイン(オクセロア)約3,000本、ロゼ(ピノ・ノワール)約900本を作りました。僕は明子さんのワインは大好きで、よく頂きます(コロナパンデミックになってから彼女にワイン宅配もしています)。そして、明子さんはワインメーキングに関してすごくパッションはありますので彼女のお話は面白く、ツアーのお客さんを明子さんのワイナリーまで連れて行って上げます。日本では、ロイヤルリカーは明子さんのワインを輸入しています。そして、日本国内では藤小西オンラインストアによって明子さんのワインを通販で購入できます。

 

先日、明子さんとメール取材をしてこれからのオレゴンワイン市場に関して色々を説明して下さった:

 

収穫中の明子さん

 

 

 

オ州酒: もうそろそろ5月になります。この時期の主な作業は何ですか?

芝明子さん:今年、Willamette Valleyでは4月9日頃にぶどう樹が発芽(bud break)しました。今の時期の主要な作業は芽かき(shoot thinning)です。不要な若い芽を摘み取ります。 出てきた芽を全て残してしまうと、必要以上に収量が増えたり、ぶどうの実の品質が下がるので、これを避けるための作業です。

 

 

オ州酒:コロナウイルスの影響は、オレゴンのワイン市場にどのように大きな悪影響を及ぼしますか?

芝明子さん:今、ワイナリーのティスティングルームの営業は飲食店と同じように禁止になっていて、試飲しながら購入してもらうという方法は利用できません。もちろん、飲食店にワインを販売することもできません。また、飲食店への販売を中心業務としているディストリビューター(卸業者)向けにワイナリーがワインを販売することも難しくなっています(ただ、ワインショップやスーパーでのワインの販売は伸びているという話も聞きます)。ですから、多くのワイナリーは、一般のお客様からオンラインで注文を受けて販売することに力を入れています。その際にワインの値段を下げたり、送料を無料にするなどの特典をつけている場合が大半です。

 

ワイナリーに対するアンケート調査の結果などを見てみると、ワイナリーの全体の売り上げは3月から下がっています。

 

 オ州酒家までのワイン宅配!

 

 

 

オ州酒: コロナウイルスのパンデミックによって、明子さんのワイナリーでは、栽培上、オペレーション上、マーケティング上、販売的上で行った大きな変更は何ですか?

芝明子さん:畑の作業に関してはいつもとあまり変わりません。基本的に畑では一人で働いているので。それに、ぶどう樹は発芽の後、生長し続けていて、待ってはくれません。ほっておくとジャングルみたいになってしまいますから。

 

上記でお答えしているように、私たちにとっても大きく変わったのは、販売経路です。ポートランドの飲食店が営業をやめたため(テイクアウトを除く)、私たちもレストランへ販売することはできなくなりました。ですから、直接、個人のお客様への販売に力を入れていくことにしました。こういう時なので、ご自宅でゆっくりワインを飲まれたい方は増えていてると思います。

 

今から秋の収穫をどのように行っていくかについて考え始めています。収穫は毎年、友人や家族の参加のもとに行っていますが、もし、秋になってもウイルスによる状況が収束していない場合、どのようにみなさんが安心して楽しく作業を進められるか、を模索し始めました。

 

ワインツアー中

 

 

オ州酒:1年後、オレゴン州のワイン業界はどのように違いますか?

芝明子さん:正直、一年後のことは予想できません。ただ、今回のパンデミックの影響でいろんなことが変わってくるはずで、その変化に対応しつつ、今までやってこなかった工夫やアイデアをうまく取り入れたワイナリーとそうでないワイナリーでは差が出てくるのでは、と思います。また、働き方も変わってくるかもしれません。

 

今、ワイナリーはテイスティングルームをオープンできないので、違った形で一般のお客さんとの深い関係を築こうとしているような気がします。例えば、ワインメーカーがライブビデオを利用してお客さんと一緒にテイスティングをするとか、ワインメーカーかビデオでお客さんにメッセージを送るとか、そのような動きはとても目立ってきていると思います。実は、昨日、私もビデオデビューしました(恥ずかしい。。。)。

 

 

オ州酒:  コロナウイルスの「希望の光」はありますか?

芝明子さん:今、飲食店関係の方たちは本当に大きな打撃を受けていて、彼らのことを考えると心が痛いです。ホープは、「美味しいものに対する人々の欲求は絶対になくならない」ということです。やっぱりみんな、いつでも美味しいものを食べたいし、美味しいワインを飲みたいはずです。こういう状況ですから、逆にいつも以上に美味しいもののありがたみを強く感じるのではないかとも思います。状況が収束したら、美味しい料理を楽しむためにレストランへ行きましょう!

 

先日、たまたま、医療現場の方たちにワインを届けるプロジェクトについての記事を見かけまして(Wines for the front lines)、その代表者に連絡し私たちも参加させていただくことにしました。私たちはワインを寄付することぐらいしかできませんが、現場でウイルスと戦い、大きなストレス下に置かれている方たちにワインが安らぎの場を提供できるのならば、大変光栄なことです。今までそれほど深く考えてきませんでしたが、ワインというものは、ゆっくりリラックスしながら味わうには最適な飲み物です。今のような状況下で、みなさんがワインを飲みながら喜びを感じてくださるようでしたら嬉しい限りです。そして、忍耐の時期を乗り切りましょう。

 

 

オ州酒: 日本のファンたちへのメッセージは?

芝明子さん:頑張っていいワインを造り続けます!

 

 

 

 

 

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