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Never Give Upのポートランド醸造家


今回のエントリーによる、僕のかなり感動的な友達を紹介します。現在、ポートラドに住んでいるMark Keene(マーク・キーンさん)に元々出会ったのは2011年でした。その当時、マークさんは日本で住んでいまして神田のデビルクラフトにて彼と彼の日本人奥様に知り合った。日本のクラフトビールシーンのまだまだ若い時代でしたが、マークさんは日本のクラフトビール醸造所やビアバーのサポーターでした。

友達のマークさん

なぜマークさんは自分でビールを造っていた。2009年から始まった自家醸造(ホームブルーイング)による、日本のお家でビールを仕込んでいました。日本では自家醸造は違法ということで、色々大変だったらしい。。。だが、マークさんは結構美味しいビールを造れたため日本のホームブルワーコミュニティでの中で評判になりました。

そして、2013年にマークさんはALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されました。ショック、悲しみ、恐れなど色々不快感をしたでしょう。。。そして、ALSの治療を受けるためマークさんは奥さんと一緒に2014年にアメリカに帰国しました(最初にアラスカ州、その次はポートランド)。もちろんホームブルーイングの機材を全て売りました。

クラフトビールを仕込む夢の追求及び奥様のオレゴンナーシングライセンスの所持によって2015年にオレゴン州のポートランドへ移住しました。 お引越し、ALSの医療のアレンジのため2015年、2016年はかなり苦労したらしいが、そして、両年ににビール1バッチを仕込んだ。2017年に少し落ち着いてから友達を集まって、ビール10バッチを造ることができました。その仲間の中に特にマークさんのお一人はポートランド暮らし日本人の山川よしやす(ヨシ)さんです。マークの体はほとんど動けないため山川さんはマークさんの「腕」となってくれました。つまり、ビールを仕込む際、マークさんは指示して、ヨシさんは手作業します。

マークさん&ヨシさん。

マークはずっとヨシさんと静かに自家醸造を仕込んでいたが、2017年に「BEERLAND」というテレビ番組に取材され、2017年12月にテレビに出演しました。そして、マークさんは放映日パーティーにて同じ番組に出演したクロズビ・ホップ・ファーム (Crosby Hop Farms) の代表に出会って、ポートランド醸造所「LABrewatory」とコラボビールを作ることを決めました。

マークさんの出演。

そのビールはマークさんが発想したIdaho 7、Eldorado、Magnum3種類のホップを使用するヘージー(ニューイングランドスタイル)IPAです。銘柄は「 HAZELAND」となります。そして、2月20日にそのビールを実際に仕込んだ。ホップの全てはクロズビ・ホップ・ファームからのご貢献です。 HAZELANDの発売日は3月後半の予定だあり、発売イベントはおそらくLABrewatoryやポートラドのクラフトビールバーのProper Pintで開催されます(発売イベントの日にちが決定される際、オ州酒ブログのSNSでお知らせします)。そして、発売イベントの売り上げの一部はALS Association of Oregonに寄付されます。スゴイなぁ。。。

LABrewatoryのジェッブさんとレシピの再確認。

マークさんの将来はもちろん不明だが、まだまだ夢の追求中です。次のプランは居酒屋っぽくお料理(焼き鳥、唐揚げなど)を提供する狭いブリューパブを立ち上げることです。店名をすでに決め、「BEER Kakurega」となります。時間をかかりそうので独自の施設を建つまで他のブルワリーでファントムブルーイングをする予定です。

クロズビのザックさんとホップの変なチェック。。。

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