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熱心でブルワリーインターンになった日本人


皆さん少しお久しぶりです。真夏になって、ツアーは多くなりまして、わざわざポートランドまでお越しいただく日本人によく会います。8月はもっと忙しくなりますが、8月上旬に毎年のようにメイン州で夏休みをとります。ですから少し留守しますが、同じ8月上旬のタイミングにポートランドから日本へ帰国する頑張る日本人を紹介したいと思います。

その方のお名前は染谷智樹(そめや・ともき)さんです。僕は初めて染谷さんに会ったのは2016年の夏でした。その当時、日本の電機メーカーの仕事を辞めた染谷さんはポートランドの学校でELSコースで英語を勉強していました。

ブルワー姿は格好いい染谷智樹さん

なお、ポートランドに来るきっかけは英語の勉強ではなかった。実は、染谷さんはビールの勉強のためアメリカへ行きました。そして、アメリカの中ビール醸造所が一番多い街はポートランドは目的地でした。

染谷さんはポートランドに来てできるでけ早く醸造所で働きたかったが、英語の勉強は必要だったのでとりあえず勉強をスタートしました。ただし、英語の勉強を苦労しながら染谷さんはポートランドの全ての醸造所へ巡って(スゴイ!)様々なビールを飲みました。

英語は少し上手になってから染谷さんはビール醸造所の仕事を探し始まった。染谷さんの作戦はまず日本でビールを販売する醸造所に履歴書を渡すことだった。その作戦でブルワリー20軒くらいへ行って仕事をお願いしましたが、うまくいけなかったらしい。なぜなれば保険の問題だった。そして、日本人のビギナーにビール造りを教えることは面倒みたい。気の毒ですね。。。

染谷さんのインターンシップ先のストームブレーカーの前に

でも、染谷さんはギブアップ直前にミシシッピアベニューエリアのStormbreaker Brewing(ストームブレーカー・ブルーイング)から連絡が入り、面接の依頼を受けました。英語にまだ自信なかった染谷さんはその面接を失敗したと思ったが、インターンとしてストームブレーカーに採用されました。おめでたいことだ!!!

サーバー作業中

ですから今年の5月から8月まで染谷はストームブレーカーでのインターンシップでよく頑張って、かなりいい勉強になっています。染谷さんはビギナーですからサーバーの洗浄、タンクの洗浄は多いです。サーバーずめ、瓶詰めの仕事もよくします。ホップの添加もしたことがあり、オーナーのRob(ロッブ)さんと一緒に4回ビールの仕込みもしました(他のブルワーにも仕込みを教わりました)。染谷さんによるストームブレーカーのスタッフはいつも色々を丁寧に教えて感謝をします。

染谷さんにインターンシップをくれたロッブさん(右)

残念ながら、染谷さんは8月上旬に日本へ帰ります。「ポートランドにもっと居たい」とおっしゃる染谷さんは将来に自分のビール醸造所を立ち上げたいです。でもその前に日本のブルワリーで働くことは染谷さんのご希望だそうです。

実は僕が染谷さんを尊敬します。今までポートランドの醸造所で働いた日本人はビール作りの経験がある方、またはブルーイング学校へ行った方(和泉俊介さんみたい)です。でも染谷さんはビールを造る経験は全くなしで習っていた英語で頑張って、20軒の醸造所に仕事をお願いしました。すごい苦労したと思いますが、染谷さんは熱心で忍耐しました。僕ならギブアップするかも。。。その熱心による、日本に戻ってきっといい仕事をすると思います。

染谷さん、日本で頑張ってね!

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