オレゴンのベストニューブルワリー:Culmination
2015年に初め、ポートランドのフリーペーパーの「Willamette Week」は毎年に「Oregon Beer Awards」イベントを開催します。オレゴンクラフトビール業界のアカデミー賞のようなものですね。他のビールコンクールのように、ビールカテゴリー毎に賞が与えられました。例えば、アメリカンIPA(金賞:Breakside)、ベルジャン(金賞:Commons)、樽熟成(金賞: Gigantic)など。そして、ビール以外のカテゴリーもありました。例えばベスト・ブルワリー(金賞:pFriem)やベスト・ビア・バー(金賞:Belmont Station)。
Oregon Beer Awardsの中で、かなり注目されるカテゴリーはベスト・ニュー・ブルワリーです。毎年にオレゴンでは新しい醸造所が立ち上がりますがどれが「スター」なのか競争が厳しいです。2015年のベスト・ニュー・ブルワリーはアストリア市のブイーでしたが、2016年のウイナーがCulmination Brewing(カルミネション・ブルーイング)でした。
2016年のベスト・ニュー・ブルワリーのCulmination。
今月上旬に2015年の6月にオープンしたカルミネションにお邪魔して、設立者のトマースとエープルスライター夫妻の取材をしました。その取材によってベスト・ニュー・ブルワリーの優勝の理由をすぐ分かりました。主に3つの理由があります:
トマースとエープル夫妻。
① ビールの高品質。トマースさんとカルミネションの他の醸造者は皆小規模のブルワリーの経験がたくさんあり、醸造所を立ち上げた直後に非常にキレイな味のビールを出しました。カルミネションの醸造システムは比較的に小量生産ラインによってビールはいつも新鮮です。実際には、Willamette Week紙によってカルミネションの「Phaedrus IPA」はポートランドのトップ5IPAの1つです。
醸造所は皆経験者です。実際にはその一人はファントムブルワリーをやっています!
② 幅広いビールスタイルを作ること。ポートランドですからカルミネションはもちろんIPAを作ります。でもただ1つのIPAではなく、4種類を作ります。そして、カルミネションが一年間だけで約70種類のビールを出しました!IPA以外にベルジャン、レッドエール、スタウト、サワー、セッションスタイル、バレーワインなどなどほとんど何でものビールを美味しく作れます。副原料を添加するような特別な調理器によって面白い素材を使用できます。僕はカルミネションを訪ねた日にトマースさんが酒米使用ビールを作っていました!
③ 同時に様々なビールを提供すること。カルミネションの醸造システムは小さいけどそのデザインは結構先端的です。小規模の醸造所のに、幅広いビールスタイルを並行に出します。僕はお邪魔した日に約20種類のビールがメニューにリスタアップされました。
これからの予定はバレル・エイジング(樽熟成ビール)プログラムの拡大です。カルミネションの施設に入るとそれがすごく分かりやすいです。ブルワリーは本当に樽だらけです。通常のサイズの樽以外にPuncheon(大樽)やFoudre(メッチャデカイ樽)もあります。
Foudreの前。
実はそのベレル・エイジングプログラムはこれから日本と関連します。昔、トマースさんは在オレゴンの「桃川」という日本酒醸造所で働いて日本酒を作っていました。その経験によって、彼は日本酒が詳しくて大好きです。できれば近い将来に日本酒の樽を入手して、日本酒樽熟成ビールを提供したいみたいです!面白い!!!
日本の醸造者は羨ましいでしょう。。。
日本人のビールギークにカルミネションはまだまだ知られていない醸造所と思いますが、今度ポートランドへ行く際、タップルームを訪ねることがオススメです。ベスト・ニュー・ブルワリーの評価に大賛成していただきます!
Culmination Brewing
2117 NE Oregon St.
Portland Oregon 97232
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