オレゴンのギルガメッシュ・ブルーイング
先週のエントリーによってオレゴンビールファンの青木栄一さんを紹介しました。青木さんは「枯れずのビア」プロジェクトをサポートするため今月にオレゴンまで来てくれて様々なビール醸造所を訪ねました。せっかくでしたから僕は青木さんと付き合って一緒にブルワリーへ回りました。僕は行ったことがある醸造所が当然ありましたが初めての醸造所も訪ねて 凄く勉強になりました。その一つはGilgamesh Brewing(ギルガメッシュ・ブルーイング)でした。
ギルガメッシュはオレゴンのセーレム市のブルワリーです。日本人はよく知らない街ですがセーレムはオレゴン州の首都であり、ポートランドから1時間くらいの距離です。「ギルガメッシュ」とはシュメール(何千年前に初めてビールを造った古代文明)の王様でした。ギルガメッシュ・ブルーイングのロゴマークはシュメールの楔形文字で「ビール」の意味だそうです。
昔の発酵タンクを似る楔形文字です。
ギルガメッシュ・ブルーイングのオーナーはお父さん(リーさん)と3人兄弟(マイクさん、ニックさん、マットさん)です。皆の役割が違って彼らによると仲良くもする、けんかもする。さすがファミリービジネスですね。。。
マット(左)、リー(中)、ニック(右)。 マイクさんは出張で留守。。。
ギルガメッシュの方針は「A Beer For Everyone」(誰でものお口に合うビール)を造る。ようするに個人個人の好みが違ってもギルガメッシュはその人に美味しいビールを提供できる。
それぞれの味が全然違う。
もう一つの方針は通常のレシピーや素材とちょっと変わって美味しいビールを造ることです。例えば凄く飲みやすい「Mamba」は紅茶とタンジェリンの皮を使用します。「Filbert Lager」はヘーゼルナッツを使うラガーです。この間に頂いたパンプキンビールは100%パンプキンベースでした(通常のパンプキンビールは穀物ベースに上にパンプキンを入ります)。今まで一番美味しくて本物パンプキン味をするビールでした!
旨エ〜!!!
樽熟成のビール、サワービールも造ります。これからポートランドの蒸留所とコラボしてビールシュナップスも造る。スゴイレンジです!
日本のビール醸造所で中々見えない場面。。。
パブ・タップルームは父さん、兄弟たちに改装され、素敵なインテリアでです。外のテラスの側に小川が流れます。パブまで行けなかったら心配しないで下さい。ギルガメッシュのビールは12月に日本初上陸する予定です。お楽しみに!